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明誠高等学校 横浜SHIP

RESEARCH & DEVELOPMENT

授業を、自分たちでつくる。

既製の教材を並べるのではなく、教材と授業を自分たちで開発し、実際にやってみて、記録して、作り直す。横浜SHIPの学びは、その研究の上に立っています。

THE QUESTION

科学が嫌いなのではなく、入口が合っていなかった。

文章を読むことから入る子もいれば、カードを集めることから入る子、3D空間を歩くことから入る子、 実物を触ることから入る子、条件を変えて結果を見ることから入る子もいます。

これまで提示されてきた科学の入口が、その人に合っていなかっただけではないか。 この問いから、火山と鉱物を題材にした「科学探究アウトリーチ基盤」の開発が始まりました。 横浜SHIPの生徒も、この開発と実践に関わっています。

開発と実践の記録は、研究としてまとめています。
担当:谷本一樹(株式会社SOSHIP)/対象領域:火山学・鉱物学を中心とした自然科学教育

タブレットで噴火シミュレーションを比べる高校生たちの水彩イラスト

MOVIE

3分でわかる、火山の実験室。

この学びが何を目指しているのかを、参加する子どもたちが毎回見ている「はじまりの動画」と同じキャラクター・同じ声でまとめました。 字幕が入っているので、音を出せない場所でも内容がわかります。

  • 全10回・1回60分
  • タブレットと実験
  • 研究として検証中

この教材は、同じ建物のnarZEの子どもたちと一緒に検証しています。 横浜SHIPの生徒は、受ける側としても、運営や記録をする側としても関われます。

ENTRY POINTS

入口は、6つ以上ある。

「今日は火山の勉強をします」から始めません。やってみたいことを選ぶところから始めます。 選んだ入口は性格診断には使いません。気が変わったら、別の入口に移って構いません。

鉱物カード

集める・比べる・対戦する。カードから入って、気づけば鉱物の性質を見分けている。

3Dで歩く

火山や地形の中を自分で歩き回る。地図では分からない傾斜や距離感が体に入る。

噴火させてみる

条件を変えて噴火を起こし、溶岩がどこまで届くかを比べる。

石を調べる

標本を手に取り、ルーペで見て、重さや割れ方を確かめる。

何かを作る

模型、カード、展示物。作る過程で「どうなっているのか」を調べ直すことになる。

実験して比べる

条件をひとつだけ変えて、結果の差を見る。科学の作法そのもの。

鉱物標本をルーペで観察し、カードと見比べる生徒たちの水彩イラスト

THE CORE

どの入口から入っても、進み方は同じ。

遊びで終わらせないために、どの入口からも同じ記録につながるようにしています。 条件をひとつだけ変えて、予想して、測って、比べて、証拠で説明する。

気づき問い仮説変える条件固定する条件予想測定結果の比較証拠反例モデルの限界改訂

うまくいかなかったデータを「失敗」として捨てないことも、この進め方の一部です。 予想と結果がずれたときこそ、モデルを作り直す材料になります。

VOLCANO LAB

火山実験室

本物の火山は、危険で、巨大で、高温で、人間の時間では観察しきれません。 直接は実験できない現象を、条件を変えて何度でも比べられる仮想実験に置き換える。それが火山実験室です。

実際の地形で動かす

実地形のデータを使って噴火を計算します。思いつきの絵ではなく、数値で動く模型です。

条件をひとつだけ変える

粘り気、噴出量、地形。変える条件と固定する条件を決めて、結果を並べて比べます。

史実と重ねる

計算結果に、実際に残っている溶岩の分布を重ねます。合わないところが、次の問いになります。

ほかにも、鉱物カードゲーム(Webアプリ)、Unityでつくった3Dの地形探索、標本の観察、制作活動、現実の実験を組み合わせています。 すべて自社で開発し、ワークショップで実際に子どもたちに使ってもらいながら、設計を変え続けています。

WHAT WE MEASURE

「楽しかった」で終わらせない。

満足度やアンケートの点数ではなく、子どもの行動がどう変わったかを記録して評価します。 研究としては、次のことを整理しています。

多様な参加経路のモデル

どの入口から入った子が、どこで探究に移るのか。入口ごとの道筋を記録しています。

子どもとの共創による設計変更

子どもの反応を受けて教材をどう変えたか、変更の履歴そのものを残しています。

変更前後の行動の変化

教材を変えたことで、条件を整理する・予想を立てるといった行動が増えたかを見ます。

モデルと現実のずれへの反応

計算結果と史実の分布が合わないとき、子どもがどう考え直すかを記録します。

現実の実験への転移

画面の中で覚えた比べ方を、実物の実験に持ち出せるかを見ます。

他分野への転移

火山で身につけた進め方が、食や地域の調査にも使われるかを追います。

同時に、研究としての限界も最初から書いています。少人数であること、期間が短いこと、開発者と研究者が同じであること。 万能だと言うためではなく、どの設計変更が、どんな子に、どんな行動を生んだのかを、あとから確かめられる形で残すための研究です。

FOR STUDENTS

高校生は、受ける側ではなく、作る側にも回れる。

横浜SHIPの生徒は、この開発に参加できます。小学生向けのワークショップを運営する、 カードや展示物を作る、参加した子の記録をとって次の設計に反映する。 教材を使う側から、作る側に回る経験です。

ここでやったことは、そのまま出願書類に書けます。「高校時代に何をしてきたか」を聞かれる総合型選抜では、 自分で設計して、試して、作り直した経験が強みになります。研究の一部を学会で発表した生徒もいます。

VISIT & CONSULT

まずは、見学から。

入学を決める前でも大丈夫。教室の雰囲気、学費のこと、転入・編入の手続き。 不安なことは全部、見学の場で聞いてください。オンライン相談にも対応しています。

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